【税理士が解説】未経験からの起業!失敗を避ける手順と成功の秘訣

「起業して自分のビジネスを持ちたいけれど、業界経験や経営の知識が全くない……」 そんな不安を抱えていませんか?

結論から言えば、未経験からでも起業を成功させることは十分に可能です。
しかし、情熱やアイデアだけで突き進んでしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことも事実です。
起業を成功に導くためには、未経験者が陥りやすい失敗パターンを知り、正しい手順で準備を進めることが何よりも重要になります。

本記事では、創立70年の歴史を持つ「足立会計事務所」が、数多くの起業家を支援してきた専門家の視点から、未経験者が起業する際のステップや、失敗を避けるためのリアルなポイントを分かりやすく解説します。
これから起業の一歩を踏み出したい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1. 未経験でも起業は可能?成功しやすいビジネスの特徴

ビジネス経験がなくても起業はできますが、最初から難易度の高い業種を選ぶのは危険です。未経験者が成功をつかむためには、ビジネスモデルの選び方が鍵を握ります。

1-1. 「スモールスタート」が未経験起業の鉄則

未経験からの起業において最も重要なルールは、「小さく始める(スモールスタート)」ことです。多額の借金をして立派なオフィスや店舗を構えるのではなく、まずは自己資金の範囲内、あるいは少額の融資で始められる規模からスタートしましょう。万が一計画通りに進まなかった場合でも、傷口を最小限に抑え、軌道修正を図りやすくなります。

1-2. 未経験者におすすめの業種・ビジネスモデル

未経験者には、「初期費用がかからない」「在庫を持たない」「利益率が高い」といった特徴を持つビジネスが適しています。

業種・ビジネス例 初期費用 在庫リスク 特徴とおすすめの理由
Web制作・デザイン なし パソコン1台で始められ、スキルさえ身につければ利益率が非常に高い。
コンサルティング・代行 なし 自身の得意なこと(SNS運用、事務代行など)を商品化できる。
ネットショップ(無在庫) なし〜低 実店舗が不要。ドロップシッピング等を利用すれば在庫リスクも抑えられる。
フランチャイズ(一部) 中〜高 あり 本部のノウハウを利用できるため未経験でも始めやすいが、加盟金に注意。

2. 未経験者が起業する際の具体的な4つのステップ

実際に起業に向けて動き出すための、基本的な手順を解説します。

2-1. ステップ1:事業計画の策定

まずは「誰に、何を、どのように提供して、どうやって利益を出すのか」を事業計画書に落とし込みます。未経験者の場合、ここでの見通しが甘くなりがちです。売上目標だけでなく、「最低限いくらあれば事業が継続できるか」というシビアな視点を持ちましょう。

2-2. ステップ2:資金調達の検討

事業計画ができたら、必要な資金をどう用意するかを検討します。自己資金で賄うのが理想ですが、不足する場合は日本政策金融公庫の「新規開業資金」など、起業家向けの融資制度の利用を検討します。

【ポイント】 融資の審査では、事業計画の実現可能性が厳しくチェックされます。未経験の業種であるほど、「なぜその事業で勝算があるのか」を論理的に説明する準備が必要です。

2-3. ステップ3:必要な許認可の確認

始める事業によっては、国や自治体の許可・認可・届出が必要です。例えば、中古品を扱うなら「古物商許可」、飲食店を開くなら「飲食店営業許可」などが該当します。これらを取得せずに営業すると法律違反になるため、必ず事前に確認しましょう。

2-4. ステップ4:開業手続き・会社設立

個人事業主として始めるか、法人(株式会社や合同会社)を設立するかを決めます。
個人事業主: 税務署に「開業届」を提出するだけで手軽にスタートできます。
法人: 定款の作成や登記申請など手続きが複雑で費用(20万円〜程度)もかかりますが、社会的信用は高くなります。
未経験であれば、まずは個人事業主からスタートし、売上が安定してきた段階で法人化(法人成り)を検討するのが王道です。

3. 【リアル事例】未経験起業で陥りやすい失敗と回避策

70年にわたり多くの経営者を見てきた足立会計事務所の経験から、未経験者が特にはまりやすい落とし穴と、その回避策を具体的な事例とともに紹介します。

3-1. 事例1:初期投資をかけすぎて資金ショート(北海道での実例)

【失敗ケース】
カフェ経営に憧れていたAさん(未経験)は、札幌市内で念願の店舗をオープン。内装にこだわり、自己資金と融資をほぼ使い果たしてしまいました。しかし、オープン直後に迎えた初めての冬、想定以上の「暖房費」と「除排雪の委託費用」がかさみ、さらには冬場の客足減少も相まって、あっという間に資金ショートを起こしてしまいました。

【回避策】
北海道など地域特有の事情がある場所での起業は、気候や季節要因によるランニングコストの変動を事前にリサーチすることが不可欠です。内装など「後からでもお金をかけられる部分」は一旦我慢し、手元に半年〜1年分の運転資金(キャッシュ)を残しておく保守的な資金計画を立てましょう。

3-2. 事例2:どんぶり勘定で税金が払えない(DXツール導入のススメ)

【失敗ケース】
フリーランスとして独立したBさん。営業活動に専念するあまり、日々の記帳や経理作業を完全に後回しにしていました。確定申告の時期になって慌てて領収書をまとめましたが、事業用の口座とプライベートの口座が混ざっており計算が大混乱。結果的に想定以上の利益が出ており、翌年の税金(所得税や住民税など)が払えなくなってしまいました。

【回避策】
未経験者の多くは「売上=自分が自由に使えるお金」と錯覚しがちですが、そこから税金を納めなければなりません。事業用と個人の口座は必ず分けましょう。また、最近は便利なクラウド会計ソフトなどを導入して経理の「DX化」をしておくと、銀行口座やクレジットカードと連携して自動で帳簿付けができるため、経理の負担がグッと減るので非常におすすめです。

4. 未経験からの起業を成功に導くためのポイント

最後に、起業の成功確率をさらに高めるための秘訣をお伝えします。

地域の補助金や融資制度をフル活用する
国や自治体は、新しくビジネスを始める人を応援するための様々な補助金・助成金制度を用意しています。例えば北海道内でも、各自治体独自の「創業支援補助金」などが設けられているケースがあります。これらは返済不要の資金となるため、条件に当てはまるものがないか起業前に必ずリサーチしましょう。

最初から専門家(税理士など)を味方につける
未経験者が、本業の準備と並行して複雑な税務や資金繰りの計画を完璧にこなすのは至難の業です。「税理士はお金がかかるから、儲かってからでいいや」と考えがちですが、実は起業前・起業直後の「資金調達」や「事業計画の策定」の段階から専門家のアドバイスを受けることで、致命的な失敗を防ぐことができます。

5. まとめ:未経験からの起業は「足立会計事務所」にご相談ください

未経験からの起業は、決して無謀な挑戦ではありません。
「小さく始めること」「綿密な事業計画を立てること」「手元の資金を大切にすること」という基本を守ることで、誰でも成功への第一歩を踏み出すことができます。
とはいえ、初めての起業は孤独であり、資金繰りや手続きなど不安なことも多いはずです。

足立会計事務所は、70年の長きにわたり北海道の地で多くの起業家・経営者様の伴走をしてまいりました。
地域特有のビジネス事情に精通しているだけでなく、創業融資のサポートや、起業後の負担を減らすクラウド会計(DXツール)の導入支援まで、未経験の方でも安心して本業に集中できる環境づくりを全力でサポートいたします。

「起業したいけれど、何から始めればいいか分からない」
「自分の事業計画で資金調達ができるか不安」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、足立会計事務所へお気軽にご相談ください。あなたの夢への第一歩を、私たちが確かな知識と経験でバックアップいたします。

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この記事を担当した執筆者
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税理士法人足立会計事務所 代表税理士 足立 真行
保有資格 税理士
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